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COLUMN

コラム

ああ、京都。茂山 童司(狂言師)

2014 03 10

ああ、京都。

千年の古都、それが京都。

『そうだ京都、いこう。』の京都。

京都といえばもちろん日本を代表する観光地であり、その名所の数たるや、他の都市を寄せ付けないものがある。ありがちな観光コースだけでもまず嵐山では観月橋や鈴虫寺なんかを回って湯豆腐食べて、市内に帰って南禅寺〜青蓮院〜八坂神社〜清水寺を観光して、夜は町家を改造した隠れ家的な割烹で京料理に舌鼓を打ち、その後夜の祇園を散歩すれば道行く美しい舞妓さん達を写真に収める事も出来る。その他にも大原、宇治、鞍馬と貴船、三十三間堂や東福寺のある辺り、伏見の酒蔵巡りなど、一度や二度の京都旅行では行き尽くせない名所の数々。
その上、京都は四季折々の風情にも溢れ、春なら醍醐や丸山公園に桜を見に行けるし、夏は日本三大祭りの一つ祇園祭に毎年数十万人の見物客が訪れ、秋は市街を囲む山々が色づき、無数の紅葉の名所が人で溢れかえる。また寒くて見るものが乏しいと言いわれる冬ですら、「他の季節より空いている」という理由で来られる方々も多い。しかも一年中各神社仏閣の祭りが開催され、それらはいずれも伝統と格式に満ち、初めて観る者に新鮮な驚きを与えてくれる。

かくも魅力的な都市京都が国内外から毎年数千万人の観光客を得て、今も年々その数を増やし続けているというのは当然のことであろう。日本はおろか世界的にみてもこれほど豊かな文化資源を保有している街は数えるほどしかなく、これから世界がより多様化しクロスカルチャー化していくなかで、文化を集積し発信していくカルチャーハブ都市としての京都の重要性はいやがうえにも増して行くであろう。
いやー日本に京都があってよかった。バンザイ京都。ビバ京都。

撮影:表恒匡

撮影:表恒匡


茂山 童司 SHIGEYAMA Doji

茂山 童司 SHIGEYAMA Doji

1983年4月2日生まれ。茂山あきらの長男。1986年、『魔法使いの弟子』(NOHO(能方)劇団)で初舞台。1997年『千歳』、2004年『三番三』、2006年『釣狐』を披く。アメリカンスクール出身で英語に堪能。近年はNHKテレビの語学番組「プレキソ英語」に"カウドージ"なるキャラクターでレギュラー出演していたほか、国内外でバイリンガル狂言公演を行うなど表現者としての新境地を切り開いている。2013年夏に自らが作・演出を手掛けるコント公演「ヒャクマンベン」、2014年春に100年後の古典を目指す新作"純"狂言会「マリコウジ」の両シリーズを始動させるなど精力的に活躍中。

童司カンパニー WEBサイト
http://www.dojicompany.jp


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