AMeeT
COLUMN

コラム

僕らは、日々変わる vol.4(八月ちゃん)文・写真: オガワコウイチ(おやすみホログラム プロデューサー)

2020 07 08

八月ちゃんとカナミルによるオルタナティブユニット おやすみホログラム。AMeeTでは、同ユニットのプロデューサーであるオガワコウイチによる各メンバーとの会話を連載。第4回は、東京の緊急事態宣言が解除されてからちょうど1週間後に収録。近況報告を中心としたとりとめのないやりとりから発展し、表現への欲求に関する話まで話題が広がっていく。

プロフィールを読む

文・会話編集・写真: オガワコウイチ(おやすみホログラム プロデューサー)
会話:オガワコウイチ × 八月ちゃん(おやすみホログラム)

僕は実は料理をすることが嫌いではなく、仕事が一区切りついたときなんかにちょっと時間のかかる料理をしたりしていた。
週に1、2回だろうか。
この自粛期間も最初は仕事をし、合間に料理をして、また仕事をしてというルーティンで過ごしていた。
そんな生活が2週間ほど続いたある日、料理を作ろうとして食材を冷蔵庫から出しているときに口の中に完成後の料理の味が広がった。
もう味わってしまっているのだから食欲もどこかに行ってしまった。
それから自炊を辞め、配達される宅食や簡単なものを買ってきて食べる生活が始まった。

6月の終わり、街は以前と変わらない姿を取り戻しつつあるように見える。
現実はいつもそうで、緩やかに生まれて緩やかに死んでいく、そしてまた緩やかに…を繰り返している。

急激に何かが変わることなんてそうそう無いってことを思い出した。

蒸し暑い東京の夜、八月ちゃんは思っていたよりもずっと元気だった。

八月ちゃん
PAGE TOP