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COLUMN

コラム

熊本地震 現地レポート文・映像:中本真生(UNGLOBAL STUDIO KYOTO)

2016 04 27

熊本地震発生後の約10日後にあたる、2016年4月23日、24日の2日間で、大きな被害を受けた益城町などを訪れた。その記録をテキストと映像でレポートする。新聞やTVのニュース番組などのように、客観的に情報/データを報じたり、現地で起こっている問題を取り上げるのでなく、経験を記録することと、主観的な視点に徹底している。

1. 被害(益城町)

福岡方面から高速道路で南下。渋滞を避けるため菊水ICで高速を降りて、迂回しながら熊本市へ入った。28号線を通って、熊本市から益城町へ向かうと、徐々に大きな被害を受けた建物が多くなる。益城町に入ると半壊、全壊の建物が目立つ。ある建物は1階がつぶれて、もともと1階のあった位置に2階がそのまま落ちてきている。また、ある建物は構造全体が傾き、いつ道路に向かって崩れてくるかわからない状態となっている。少し細い路地を入ると、コンクリート塀が倒れて道路の一部を塞いでいる場所もある。途中、地震による被害を受けた建物の道路から見える位置に、緑、黄、赤の張り紙が貼られていることに気付く。緑には調査済(INSPECTED)、黄には要注意(LIMITED ENTRY)、赤には危険(UNSAFE)と書かれており、熊本市内から益城町に入ると、徐々に赤の張り紙が多くなっていく(※1)。

益城町 車内から見える28号線の風景、全壊した家屋、危険の張り紙(2016年4月23日15時~17時撮影)

※1)張り紙は応急危険度判定の調査結果。同判定の内容については以下ページなど参照。
http://www.kenchiku-bosai.or.jp/oq/index.html
2016年4月25日の共同通信の記事では、「国土交通省は25日、震度7の地震を2度観測した熊本県益城町で被災した建物の応急危険度判定結果を発表した。5474棟のうち、倒壊の恐れがある"危険"が半数近い2649棟に上った。」と報じている。
http://this.kiji.is/97316833867204087?c=39546741839462401


中本真生 Nakamoto Masaki

中本真生 Nakamoto Masaki

1983年生まれ。愛媛県新居浜市出身、京都在住。UNGLOBAL STUDIO KYOTO代表。&ART編集長。映像芸術祭MOVINGディレクター。東日本大震災後の南三陸町を舞台にしたドキュメンタリー映画『沖へ』『千葉さん家の夏休み』(監督:村川拓也)プロデュース。

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