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コラム

僕らは、日々変わる vol.2(八月ちゃん)文:オガワコウイチ(おやすみホログラム プロデューサー)

2016 10 17

東京アンダーグラウンドシーンを中心に活動するアイドル おやすみホログラム。AMeeTでは、同ユニットのプロデューサーであるオガワコウイチ氏による初のコラムと、各メンバーとの会話を掲載する。第2回は八月ちゃん編。メンバーへの眼差しと、彼女らとの距離感がリアルに描写されている。

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文・会話編集:オガワコウイチ(おやすみホログラム プロデューサー)
会話:オガワコウイチ × 八月ちゃん(おやすみホログラム)

これは良い曲が書けたと思っても、いざ二人に歌ってもらうと良くなることもあれば、全然良くないということもある。
その塩梅が最近なんとなくわかってきた気がする。

昔よりも良くなる度合いは増えたし、悪くなる度合いは減った。
でも突然変異のような生まれ変わりを期待したりもする。
まだまだ試したいことはたくさんある。

そうやって曲は形作られていく。
積んでは崩しの繰り返し。

おやすみホログラム ライブ風景 撮影:スズキダイスケ
おやすみホログラム ライブ風景 撮影:スズキダイスケ

彼女は今変化の真っ只中にいると思う。
他者から見えていない時間も含めたすべての時間を、変化のために費やしているように見える。
変化というのは痛みや迷いを伴うし、自己の確認を繰り返さなくてはならなかったり、自分を中心とした世界が歪み出したり、ともかく辛い。
少なくとも「変化」に対する僕の経験上の感覚はそんな感じだ。

彼女は美大卒だけど絵を描いているわけではなく、自分をモチーフに作品を作ろうとしている。
僕は美術が専門ではないのでまともなことは書けないが、自分を題材にした作品を作る人は音楽でも結構いる。
自分を題材にするとき、自分との距離を正確に測ることが重要になる。

僕にはできない。

彼女は自分自身との距離、他者の作るものとの距離、彼女を見ている人たち、それらを複雑に組み上げて何を築こうとしているのか。
もうすぐ見えてきそうな気がする。

おやすみホログラム ライブ風景 撮影:スズキダイスケ
おやすみホログラム ライブ風景 撮影:スズキダイスケ
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