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COLUMN

コラム

僕らは、日々変わる(八月ちゃん編)オガワコウイチ(おやすみホログラム プロデューサー)

2016 10 17

東京アンダーグラウンドシーンを中心に活動するアイドル おやすみホログラム。AMeeTでは、同ユニットのプロデューサーであるオガワコウイチ氏による初のコラムと、各メンバーとの対話を2回に渡って掲載する。第2回は八月ちゃん編。メンバーへの眼差しと、彼女らとの距離感がリアルに描写されている。カナミル編は2016年8月に公開。

文・対談編集: オガワコウイチ(おやすみホログラム プロデューサー)
対談: オガワコウイチ × 八月ちゃん(おやすみホログラム)

これは良い曲が書けたと思っても、いざ二人に歌ってもらうと良くなることもあれば、
全然良くないということもある。
その塩梅が最近なんとなくわかってきた気がする。

昔よりも良くなる度合いは増えたし、悪くなる度合いは減った。
でも突然変異のような生まれ変わりを期待したりもする。
まだまだ試したいことはたくさんある。

そうやって曲は形作られていく。
積んでは崩しの繰り返し。

おやすみホログラム ライブ風景 撮影:スズキダイスケ

おやすみホログラム ライブ風景 撮影:スズキダイスケ

彼女は今変化の真っ只中にいると思う。
他者から見えていない時間も含めたすべての時間を、変化のために費やしているように見える。
変化というのは痛みや迷いを伴うし、自己の確認を繰り返さなくてはならなかったり、自分を中心とした世界が歪み出したり、ともかく辛い。
少なくとも「変化」に対する僕の経験上の感覚はそんな感じだ。

彼女は美大卒だけど絵を描いているわけではなく、自分をモチーフに作品を作ろうとしている。
僕は美術が専門ではないのでまともなことは書けないが、
自分を題材にした作品を作る人は音楽でも結構いる。
自分を題材にするとき、自分との距離を正確に測ることが重要になる。

僕にはできない。

彼女は自分自身との距離、他者の作るものとの距離、彼女を見ている人たち、それらを複雑に組み上げて何を築こうとしているのか。
もうすぐ見えてきそうな気がする。

おやすみホログラム ライブ風景 撮影:スズキダイスケ

おやすみホログラム ライブ風景 撮影:スズキダイスケ


おやすみホログラム OYASUMI HOLOGRAM

おやすみホログラム OYASUMI HOLOGRAM

2014年5月始動。八月ちゃん、カナミルからなるアイドルユニット。アイドルでありながら東京アンダーグラウンドシーンでの活動や、オルタナティブ精神溢れる楽曲が特徴。

ライブ形態も多岐にわたる。プロデューサーのオガワコウイチによるバックDJを従えたDJスタイル。ハシダカズマ(箱庭の室内楽)や小林樹音(元TAMTAM)らを加えたおやホロバンド。ジャズミュージシャンの水谷裕章、吉嶋智仁、タカスギケイ、オガワコウイチによるOYSMAJE(おやすみホログラム オルタナティブ ジャズ アンサンブル)。アコースティックギター一本の弾き語りスタイル。ラッパーのハハノシキュウがゲストとして参加することもある。

2015年4月、Have a Nice Day! とコラボしたシングル「エメラルド」をリリース。2015年9月、自らの名を冠した1stアルバム「おやすみホログラム」をリリース。同月、初のワンマンライブを新宿ロフトで行いソールドアウト。 2016年4月、セカンドアルバムをリリースし、6月、セカンドワンマンを渋谷O-WESTで行いソールドアウト。現行のバンドセットを解体。2016年11月サードワンマン「fake a show」を恵比寿リキッドルームにて開催予定。サードアルバムも同日発売。

おやすみホログラム 公式サイト
http://oysm-hologram.com/

Twitter アカウント
https://twitter.com/oysm_hologram


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