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COLUMN

コラム

日本盆栽「小さな巨木」
-盆栽を体感する川﨑仁美(盆栽研究家)

2016 11 08

盆栽鑑賞のススメ

盆栽には「育てる」「鑑賞する」という2つの楽しみ方があるが一般的には育てる楽しみしか知られていない。育てることが今は難しいという方のために日本盆栽大観展(※5)では毎日解説ツアーを行い盆栽鑑賞を推進している。まずは見て知っていただくところから。

ポイントを踏まえた鑑賞法を実践すると自分より小さいはずの盆栽が巨木に感じる瞬間がやって来る。「盆栽は体感するもの」なのである。地道な活動ではあるが、履歴書の趣味の欄に「盆栽鑑賞」と書く人が多くなれば盆栽の世界も面白くなると信じている。

盆栽という「道」は自分を極めるための道でもある。自分にフィードバックさせる仕組みこそが日本文化と言われるものなのかもしれない。

※5)毎年11月に京都市勧業館(みやこメッセ)で開催される西日本一の盆栽展。戦前から続く日本一の『国風盆栽展』(東京都美術館、2月)と共に「東の国風、西の大観展」と称され、いずれも全国の名品が一同に陳列される。国風展は品評会要素が色濃く精鋭ぞろい、大観展は品評会要素もありつつ、愛好家の好みが伺える席飾りを持ち味にしている。今年の大観展の情報は次ページ参照。


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