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ARCHIVES

アーカイヴと再制作

京都大学研究資源アーカイブ
映像ステーション

2009 11 24

大学等の研究機関における教育・研究の過程で生みだされる研究資源。貴重な研究資源の散逸や遺失を防ぎ、体系的に次代へ遺していく先進的な取組みが、京都大学で始まった。映像ステーションを中核としたその活動を探る。

概要

京都大学研究資源アーカイブ

京都大学は1897年の創設以来、多くの教育・研究活動を行ってきた。その過程で生み出される資料の中には、図書や収集された標本類だけでなく、京都大学の伝統であるフィールド研究や海外学術調査で収集された映像、フィールドノート、永年にわたるキャンパスでの教育・研究で紡ぎ出されてきた文字資料や画像、音声などが数多く存在する。こうした資料を体系的に収集・保管するとともに、デジタル化して、教育・研究への活用、市民への公開を積極的に推進することを目的とした取組みが、「京都大学研究資源アーカイブ」である。

映像ステーション

映像ステーションでは、京都大学の研究者が撮影し、独自に編集した記録映像など、研究資源アーカイブに所蔵されている研究資源(映像、静止画)をもとに、構成・編集を施した番組などを公開している(2009年11月1日現在、日本語作品14本、英語作品2本、次ページ参照)。それらは施設内に設置されている4台のパソコンで自由に閲覧可能。
その他、1950年代に京都大学の学術探検隊・登山隊が、同行した映画会社とともに収録した記録映画『カラコルム』(1956)、『花嫁の峰 チョゴリザ』(1959)の2作品をスクリーン上映している。いずれも、収録された当時の様子を写す資料価値の高い映像作品であり、現在では映像ステーション内でしか視聴できない貴重な資料である。

研究資源からデータベースまでの流れ

作図:京都大学研究資源アーカイブ

デジタルアーカイブシステム

研究資源アーカイブの核となるデジタルアーカイブシステムは、学術情報の発信と共有化のためのプラットフォーム(情報基盤)である。このシステムでは、学術情報の蓄積・管理と、資料の再編成や関連情報の付加を行うことができる。また、システム内および外部の学術資料をさまざまなシナリオに応じて関連づけることができる。
デジタルアーカイブシステムは、以下のサブシステムで構成される。

アーカイブ管理サブシステム
メタデータ、コンテンツデータの登録、データの蓄積、アーカイブ公開システムへのデータの提供を行う。
アーカイブ公開サブシステム
蓄積されたメタデータ、コンテンツデータをWeb上で公開する。
業務支援サブシステム
本システムの稼働や運用を支援する。
辞書データ登録サブシステム
検索を効率よくするために、メタデータ内の用語と、利用者が検索時に使用する言葉とを結びつけるための辞書データを登録する。
簡易データベース作成サブシステム
データベースの作成を支援する。

デジタルアーカイブシステム

作図:京都大学研究資源アーカイブ


京都大学研究資源アーカイブ映像ステーション
施設概要

所在地:〒606-8501
京都市下京区吉田下阿達町 京都大学稲盛財団記念館1階

開館時間:10:00-16:00

入館料:無料

休館日:日曜日・月曜日・祝日、京都大学創立記念日(6月18日)、年末年始(12月28日~1月4日)

アクセス:京阪電車「神宮丸太町駅」5番出口徒歩5分 または市バス河原町通「荒神口」下車徒歩5分
※駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用ください。

お問い合わせ
京都大学 総合博物館 事務室
Tel. 075-753-3272
Fax. 075-753-3277
E-mail : info(at)inet.museum.kyoto-u.ac.jp

京都大学研究資源アーカイブ映像ステーション

http://www.rra.museum.kyoto-u.ac.jp/avs/


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