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「BitSummit」から見る国内インディーゲームの変遷文:富永 彰一(Q-Games、一般社団法人日本インディペンデント・ゲーム協会)

2019 05 17

BitSummitは日本最大級のインディーゲームの祭典。今年は6月1(土)、2日(日)に京都みやこめっせで開催され、24か国から、100タイトル以上の多彩なゲームが集まる。同イベントを主催する日本インディペンデント・ ゲーム協会 理事長の富永彰一氏に、BitSummitを通じて感じてきたインディーゲームを取り巻く状況や変化などについてご寄稿いただいた。

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BitSummit は、日本で活動する個性あるゲームクリエイターたちと彼らの作品を、ワールドワイドに紹介していこうというコンセプトのインディーゲームのイベントです。毎年、京都で開催しており、今年で第7回目を迎えます。

以前、AMeeTでBitSummitについての記事を書かせていただいたのは、第2回直後の2014年でした ※1 。今回は、BitSummitを通じて感じてきたインディーゲームを取り巻く状況や変化などをお伝えできればと思います。

BitSummit誕生の経緯

BitSummit発起人のジェームズ・ミルキーも所属していたQ-Games では、2007年にPixelJunk™シリーズ と銘打つ多くの自社オリジナルゲーム作品を制作し始めました。

今ではもはや当たり前のネットでのゲーム配信ですが、PlayStation 3が発売された2006年当時、ようやくゲームストアがスタートしたばかりでした。つまり、それまで大手ゲームメーカーでしか流通できなかったゲームパッケージですが、「ネットで自分たちのゲーム作品をワールドワイドに配信できるんじゃないか!?」という発想になったわけです。

しかし、実際は、世に配信はできたものの、なかなか世の中にまで知ってもらえないという状況が続きました。そうした悩みが大きな動機となり、「こうなったら自分たちでPRもするしかない!」と思い立ち、BitSummitが誕生することとなりました。

日本インディペンデント・ゲーム協会の発足

第2回目までは、Q-Games自身が主催となって開催していましたが、想像以上の反響の大きさから、一介のゲームデベロッパーであるQ-Gamesだけでは賄いきれなくなってきました。

そこで、同じような意志を持つ何社かで、日本インディペンデント・ゲーム協会(Japan Independent Games Aggregate)略称「JIGA」を発足しました。第3回目以降、BitSummitはJIGAが主催となって開催しています。

※1 伊藤雅哉、富永 彰一 執筆[2014].“インディーゲームの祭典「BitSummit」 ”.AMeeT.2019-05-13参照.

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