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TECHNOLOGY

テクノロジー

AR(Augmented Reality=拡張現実)を実現する技術文:亀山 悦治(Knowledge Works/RIAソリューション事業部 事業部長)

2010 03 01

AR実用化の始まり

ARは1999年頃から国内外の技術者が研究開発を進めていたが、なぜ2008年頃までは実用化を目指した表立った動きが無かったのか? 新しい技術に対して日本の多くの大手企業は、すぐに手出しをしない保守的な傾向が有ると感じる。今では当たり前に使われてる、クライアント&サーバ、Web技術、Linuxによる基幹システム、JAVA言語、オープンソースなども、直に手出しをせず、多くの大手企業は慎重にその動向をうかがっていた。ARも同様だったのかもしれない。
その間、ベンチャー企業や個人のエンジニアはARを楽しみながら研究し、新しいサービスの公開を待っていた。

まず、ARが今日のような状態になった契機について、ハードウェアとソフトウェアの2つの視点で考察を行った。

1.技術の革新に伴い高性能なデバイスが安価で利用出来るようになった
WEBカメラ:外付け/高価 ⇒ ノートPC内蔵型の増加/Webカメラ単体でも安価に購入可能
PDA/携帯:殆どの機種にカメラが付いていなかった ⇒ 標準で付いている製品が増加
PDA/携帯:位置情報認識機能が無かった ⇒ 標準で付いている製品が増加
ディスプレイ:高価/精度低い ⇒ 安価/薄型・大型でも精度が高い
HMD(ヘッド・マウント・ディスプレイ):高価/専門分野での利用のみ ⇒ 安価で購入可能な価格
2.ソフトウェアの開発環境が整備された
個人で試せるAR関連の様々なAPIやモジュールが無償で使えるようになった。
ARToolWorksが提供するソフトウェア開発環境が商用でも利用出来るようになった。
海外の様々な企業が公開しているAR開発キット、ARサービスが日本でも利用可能となった。
Android、iPhone向けのAR開発キットやAPIが比較的容易に利用出来るようになった。
ARに関するコミュニティ国内外で多々発足し、様々な情報が得られるようになった。

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