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TECHNOLOGY

テクノロジー

AR(Augmented Reality=拡張現実)を実現する技術文:亀山 悦治(Knowledge Works/RIAソリューション事業部 事業部長)

2010 03 01

ARの適用分野/用途

ARの事例として一番多く見受けられるのは商品プロモーションである。それ以外でも既に活用されている多くの事例がある。その概要について説明する。

雑誌

雑誌にマーカーが印刷されて販売される事例が少しずつ見受けられるようになった。その雑誌に関連したWebサイトのAR起動画面でWebカメラを使用しマーカーを表示すると、情報を映像、3D等で表示する。雑誌では得られない情報を提供することが可能となった。

雑誌 COLORS
http://lab.colorsmagazine.com/
雑誌 POPULAR SIENCE
http://ge.ar-live.de/
雑誌広告 Benetton
http://www.benetton.com/portal/web/guest/home
雑誌 Esquire
http://www.esquire.com/the-side/augmented-reality

カタログ/チラシ

自動車、住宅、家具、貴金属、アパレルなどのカタログをWebカメラで表示すると、ARで立体表示する。単に表示するだけでなく、インタラクティブな仕掛けを入れることも出来るため、商品の動きまでも詳細に伝えることが出来る。

自動車 CITROEN C3 Picasso
http://www.c3picasso.com/uk/
フランスの玩具/文具販売サイト「duo」
http://www.duo-shop.de/
オランダの量販店 wehkamp.nl
http://www.wehkamp.nl/winkelen/augmentedreality.aspx?CC=c99

プロモーション

商品、映画、サービス等のプロモーションで使用される。Webカメラやモバイル端末のカメラで表示すると、それに関わる情報を3Dモデルや映像で表示する。最近の事例には、映画ハリーポッターがある。ハリーポッターの地図をサイトから印刷しWebカメラで表示すると、物語に登場する動物や建物が表示される。ナレーションも聞こえてくるため、臨場感もある。

映画「ハリーポッター」
http://www.harrypotter3d.com/
映画「トランスフォーマー」
http://www.weareautobots.com/ww/index.php
映画「スタートレック」
http://www.experience-the-enterprise.com/uk/

グリーティングカード

人と人とのコミュニケーションを紙とデジタルを使用して実現する。デザイン、お祝いの言葉、音楽を選択して登録し、その情報で作成されたARカードを印刷して友人へ郵送する。受け取った友人はWebカメラが付属したPCで表示し、お祝いのメッセージをARで体験することができる。カードだけでは伝えられない熱い想いが伝えられる。

AR Wishes
http://www.arwish.com/
Hallmark(ホールマーク)
http://www.hallmark100years.com/

展示会/イベント

自動車、建築物の展示会やセミナー等のイベントで、ARで商品を展示することが出来る。ARを使用したミュージアムが有名だ。HMD(ヘッド・マウント・ディスプレイ)を装着した場合、実際にそこに展示物がなくても、まるで存在するかのように見せることが可能である。

デジタルサイネージ

店頭や街角にカメラを内蔵したディスプレイを設置することで、通りかかる人の顔に帽子をかぶせたり、変身させることができる。ユニークな体験を提供することが出来る。また、商品情報を詳しく説明するためのインタラクティブなAR装置が効果的だ。

インタラクティブ電子絵本

本を開くと飛び出す仕掛け絵本が昔から有るが、それと似たようなことをARで実現した。仕掛け絵本はそのうち破れてしまったりするが、ARであれば耐久性が格段に良い。また、特殊なインクやペン等を使用しなくても良いので、コストも抑えられる。絵本の特定の箇所を指で押さえると、絵本の中のキャラクタが話しかけたり動き出したりすなど、様々な効果を作り出すことも可能である。

教育教材

生物、化学、地学、物理、数学など、文字や分かり難い写真を見るよりARが効果的だ。3D表示で、しかもインタラクティブ性がある教材を制作することで、強烈な体験を提供することが可能となる。体験が脳に働きかけ、記憶にも残り易くなるはずだ。また、企業の社員研修などで利用すると効果的だ。

技術習得支援/医療技術

実際に試すことが出来ない技術の習得でも、ARを使用することで効率的に、現実に近い形で習得する事ができる。ARの技術で実現できる形状認識や実際には見えない位置に情報を重ね合わせて表示する技術を使用することで、今までにない支援が行える。

位置情報と関連づけた情報提供

物理的なマーカーは使用せずに位置情報や方角の情報を取得し、現在地の周辺にあるレストランや駅を探し、そこまで誘導してくれるサービス。モバイル端末でARを実現する際に多く用いられる。


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