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世界を信じるための映画 『ギ・あいうえおス 他山の石を以って己の玉を磨くべし』
インタビュー:柴田剛
ゲスト・インタビュアー:山城大督

2017 05 16

4. 二つの目的を同時進行する

(山城)
今回の映画は、監督自らが出演しているし、スタッフの出演の仕方も普通じゃない。普通撮影クルーが撮影をしている姿を撮影するとなったら、撮影クルーがもう一組いて、カメラマンが撮ってる姿を別のカメラマンが撮るじゃないですか。そうじゃなくて、二つの目的を同時にしてるから異質なんですよ。音声さんに関しては、完全に画の中に入っちゃってるっていう。

(柴田)
例えば高木風太君がクレーンで撮る時に、クレーンをぐーっと動かして固定させなきゃいけない。身近にある置物のようなもので固定して、そのままマニピュレートしているクレーンから離れて、上手の方から自分自身が画に入って一瞬空を見て(笑)。9日間、毎日毎日混乱はするんですよね。一向に慣れない。慣れてないからよかったのかな。

(山城)
ですよね。こんがらがっちゃう瞬間とかあったのかなと思って。

(柴田)
高木風太君は、今回はすんなり出てくれたんですけど、前回は拒んでいました。

(山城)
だって自分がカメラから離れるということですよね。管理が…ねぇ。

(柴田)
そういうことです。やっちゃいけないことをやってるんですよね。本来情報として伝えちゃならんよな。そう見られたくないということをやっている。今回はもう諦めてくれたというか。

(山城)
映画の中で、柴田さんが手をカチンコの代わりにして、撮影開始の合図を入れているシーンがあったじゃないですか。撮影開始の合図を入れていたということは、撮影してないときは探してなかったんですか。

(柴田)
撮影をしていない間は「次の現場でどう撮るか」とか、移動することなどに集中していて、全く探していなかったですね。そういった時に「ここだったら発光体が見れそうだ」とかはなるべく言わないことにしてました。持っていかれちゃうんで。あまり多くのことを言わないように努めていました。

インタビュー風景
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