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東アジア文化都市2017 京都「アジア回廊 現代美術展」:アーティストインタビュー後半インタビュー:花岡伸宏、ヒョンギョン、ルー・ヤン

2017 09 16

現在開催中の、日中韓アーティスト25組を紹介する現代美術展「アジア回廊 現代美術展」。AMeeTではその参加アーティストの中でも比較的若い3人、花岡伸宏、ヒョンギョン、ルー・ヤンへのインタビューを前後半に分けて掲載する。全編を通して3人を対比することで、芸術の多様性が浮き彫りになっている。その多様性は、そのまま「個人と社会との関係における多様性」であると捉えることができる。

聞き手・編集:中本真生(UNGLOBAL STUDIO KYOTO)

インタビュー撮影:表恒匡

翻訳:チェ・シ[車実](東アジア文化都市2017京都現代美術部門運営委員会 インターン)

協力:東アジア文化都市2017京都現代美術部門運営委員会

夜の京都にて(左からルー・ヤン、ヒョンギョン、花岡伸宏)

夜の京都にて(左からルー・ヤン、ヒョンギョン、花岡伸宏)

「東アジア文化都市2017 京都」(※1)のメインプログラムとして現在開催中の、日中韓アーティスト25組を紹介する現代美術展「アジア回廊 現代美術展」(※2)(10月15日まで開催)。AMeeTではその参加アーティストの中でも比較的若い3人、花岡伸宏、ヒョンギョン、ルー・ヤンへのインタビューを前後半に分けて掲載する。

全9章のうち、前半には1~5章を掲載したが※3)、後半には6~9章を掲載。それぞれのアーティストの考え・作家性の特徴を明らかにするだけでなく、全編を通してそれらを対比することで導き出された差異と共通点から、芸術の多様性が浮き彫りになっている。その多様性は、そのまま「個人と社会との関係における多様性」であると捉えることができる。

前半では主にアーティストと作品・制作行為・素材やモチーフの関係を掘り下げたが、後半では作品と鑑賞者の関係にフォーカスを当てることで、それが具体化されている。

※1)「「東アジア文化都市」とは、日本・中国・韓国の各国政府から選定された都市が、文化の力で東アジアの相互理解を促進し、開催都市の更なる発展を目指す事業で、1年を通して文化芸術のイベントや交流が行われます。2017年は京都市が中国・長沙市、韓国・大邱広域市とともに開催都市に選ばれ、伝統的な文化芸術、現代美術、舞台芸術、音楽、マンガ・アニメなど、多様なイベントを開催。」(”概要”.東アジア文化都市2017 京都「アジア回廊 現代美術展」WEBサイト.参照2017-08-27.)

※2記事末尾に展覧会情報を掲載。

目次

  1. ヒョンギョン:作品と鑑賞者の関係 「私のことを表現すれば、結局それはあなたのこと」
  2. 花岡伸宏:作品と鑑賞者の関係 「意味やつながりを把握できないもの」
  3. ルー・ヤン:作品と鑑賞者の関係
    「自分の作品が極端だからこそ、私の感覚と近い人に強く共感してもらえる」
  4. 終わりに

展覧会情報


花岡伸宏 HANAOKA Nobuhiro

花岡伸宏 HANAOKA Nobuhiro

1980年広島生まれ。京都在住。2006年に京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程修了。近年の主なグループ展に「still moving @KCUA」(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA、2015年)、「ユーモアと飛躍 そこに触れる」(岡崎市美術博物館、愛知、2013年)などがある。VOCA2016ノミネートアーティスト、「第12回岡本太郎現代芸術賞展」特別賞(2009年)、「2006 JEANS FACTORY ART AWARD」優秀賞。

花岡伸宏 公式サイト
http://hanaoka.p2.weblife.me/


ヒョンギョン Hyon Gyon

ヒョンギョン Hyon Gyon

1979年唐津市(韓国)生まれ、ニューヨーク在住。Mokwon大学(韓国)で西洋画を学んだ後、京都へ留学生として来日。2011年京都市立芸術大学大学院博士課程修了。2014年に京都からニューヨークに拠点を移して以降、精力的な活動を続けている。近年の主な展覧会に「Art for Art’s Sake」(カーネギー美術館、カリフォルニア、2016年)、「Emotional Drought」(Shin Gallery、ニューヨーク、2016年)、「Hyon Gyon and the Factory」(Chashama、ニューヨーク、2015年)、「Phantom of Asia」(サンフランシスコアジア美術館、2012年)など。2012年度京都市芸術文化特別奨励者。2013年度京都市芸術新人賞受賞。

Shin Gallery WEBサイト
ヒョンギョン Artistsページ
http://www.shin-gallery.com/Artist/
ArtistsView.aspx?ArtistCd=20


ルー・ヤン[陸揚] Lu Yang

ルー・ヤン[陸揚] Lu Yang

1984年上海生まれ、在住。2010年中国美術学院修了。実写映像、アニメーション、デジタルペインティング、インスタレーション、音楽等を自由に組み合わせ、科学から宗教、心理学、医学、ゲーム、ポップカルチャーといった幅広い分野から着想を得た映像作品を制作する。近年の主な個展に「ポート・ジャーニー・プロジェクト 横浜⇆上海 ルー・ヤン展」(象の鼻テラス、神奈川、2016年)、「LU YANG Screening Program」(アーツ千代田3331、東京、2013年)。グループ展にヴェネツィア・ビエンナーレ(2015年)、福岡アジア美術トリエンナーレ(2014年)、「A Shaded View on Fashion Film」(ポンピドゥーセンター、パリ、2013年)がある。

ルー・ヤン 公式サイト
http://luyang.asia/


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