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京都に「ICOM」が やってくる!第4回:ICOM京都大会の全貌が明らかに

2019 08 21

記者発表会から数日後、ICOM京都大会まであと2か月を切り、準備に慌ただしい「ICOM京都大会準備室」を訪ねてみた。
壁面に掲げられた世界地図には、年に一度開催される30の国際委員会が、次にどこで実施されるかを示したカラフルな付箋が貼られていたが、次の国際委員会はすべて「京都」へ!
「京都に「ICOM」が やってくる! 第2回:ICOM京都大会って何するの?」のトップ画像と比べてみると、違いが一目瞭然。

ICOM京都大会準備室の壁面に掲げられた世界地図
ICOM京都大会準備室の壁面に掲げられた世界地図。30の国際委員会のすべてが今年9月、京都に集まる。

ICOM京都大会に合わせて来日する専門職の数は約3,000名と言われるが、「5月10日に締め切った早期参加登録では、69か国から1805名の登録があり、予想を上回る登録数に注目度の高さを感じました。特にヨーロッパからは全体の4割を超える、750名以上が参加される予定です」と話すのは、準備室の研究員・川田萌子さん。

参加登録者からの期待が特に高いのは、大会6日目に実施される「エクスカーション・ツアー」だそうで、大会準備室では京都府と京都市と連携して、ICOM大会参加者のためだけに作られた、地域の文化や歴史に触れる40以上のコースを提案。「京都市内に24コース、京都府内に9コース、関西周辺に9コースを用意し、観光ツアーとはひと味違った、専門家ならではの視点で日本再発見ができる内容となっています」と川田さん。
ツアー一覧を見ると、「禅宗寺院の修理技術の継承」や「日本の原風景と匠の技が生きる職人の郷」、「大阪 高層階ミュージアムを巡る旅」など、ICOM京都大会後もぜひ定着してほしい興味深い内容がいっぱい!
「“どれも興味深くて、どれに参加しようか迷う”と、参加登録者からうれしいご相談もいただいています。一般の方はなかなか行けないような、一歩踏み込んだ内容のものも多く、ミュージアムの専門家の視点で日本の魅力を再発見していただけたら。また、日本人にとっても参加する意味がある、奥深いコンテンツを発信できたと感じています」と、川田さんはツアー企画のひと工夫を教えてくれた。

ちなみに、このエクスカーション・ツアーはICOM会員以外でも参加可能?という質問に、「もちろん! 9月1日〜7日の通しで参加登録いただくと、一般の方もエクスカーションツアーに1コース参加できます。海外から来日する専門家と一緒に体験したり交流したりしながら、新たな発見をしてみてください」と川田さん。
なお、ICOM京都大会には「一日券」もあるが、こちらは9月2日〜4日の3日間のみ対象で(購入できるのは2日間分まで)、エクスカーションツアーは対象外。基調講演や委員会セッション、展示会、開会式、オープニングパーティー、ソーシャルプログラムに、1日だけ参加したい人は一日券を利用してみよう。

ICOM京都大会準備室にて
ICOM京都大会準備室にて、研究員のみなさんの笑顔をキャッチ。左端の川田さん、中央の関谷さんをはじめ、ミュージアムのプロフェッショナルという先鋭ぞろい。大会のポスターとフライヤーを手に、笑顔!

記者発表会には、放送局や新聞社、WEBメディアが多数集まり、開催内容についての報道がなされたが、「記者発表会後、問い合わせや参加申し込みが増えていて、関心を持っていただけているのがわかってうれしいですね」と語るのは、大会準備室の関谷泰弘さん。

「生涯に一度あるかないかという、またとない機会です。京都大会のテーマも、ミュージアムの時流に乗っているテーマですし、世界中から集まる最新情報にふれる貴重なチャンス。京都大会の締めくくりには、美術館の定義変更も行われる予定で、日本のミュージアム業界にとっても大きな意味をもつ会議となるでしょう。いままで考えられていた博物館のあり方が、大会を機に変わるかもしれないなんて、ワクワクしますよね」と関谷さん。
川田さんは、「ICOM京都大会が、自分にとって、あるいは地域にとってのミュージアムのあり方を市民のみなさんが考える機会になるとうれしいですね。大会準備室では、公式サイトだけでなく、FacebookやInstagramで展開している公式アカウントの投稿を通して機運を高めていきますので、ご期待ください!」と締めくくった。

AMeeTも“ICOM勝手に応援団”となって、この意義ある国際会議を盛り上げる企画を進行中。WEB では引き続き、同大会にまつわるさまざまなニュースを掲載予定。次回もどうぞお楽しみに!

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