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京都 Underground Hip-Hopシーンを代表するビートメイカー 前半インタビュー:M.A(BONG BROS)

2019 09 05

4. 自分で確信持ってやることって大したことじゃない

(P.E)
ミュージシャンを意識してる部分はあんのかなってすげぇ思う。例えばMarley Marlのビートやったらドラマーは「俺これ叩きたい」とはならへんと思うねん。きっちりはめてるループやから。でもM.Aみたいなビートやと「それどうやってやるの?」「そのグルーヴ俺出せるかな?」とか興味湧いてきたりとか。

(M.A)
まぐれでできてるんだけやから結局。

――(笑)。

(M.A)
狙ってできへんからむしろ作るのが楽しいというか...。

――まぐれではないと思うけど(笑)。

(M.A)
そう言ってくれるけど全部まぐれで。まぐれでできたやばいところだけを採用して、確信的にやった部分は一切採用しないんよ。かっこよくないもんそんな部分。自分で確信持ってやることって大したことじゃない。それをいかに崩して、いいもん作れるか。それでやっと自分がのれる。だから自分を否定するところから入ってる。今となっては全くエゴがない。他人にもできへんけど自分にもできへんことをやって、それができたら形にしてもいいと思える。自分にできることは一つもない、実力じゃない、まぐれで全部できてる。ほんまにそういう感じなんよね。

(P.E)
自分でも「すごい!」と思える。

(M.A)
そうそう。そんくらいじゃないと嫌やねんな。

M.A

PROFILE プロフィール

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M.Aビートメイカー/MC

京都を拠点に活動するクルーBONG BROSのビートメイカー。アナログサウンドを追求した孤高のスタイラー。ビートメイカーとしてBONG BROSサウンドの核となり、RAWでMATな独自の音像を作り上げ、BONG BROS、STINKY SCIZA(BONG BROS内のユニット)の作品の他、3枚のアルバムをフルプロデュースしている。またMOTOACCE名義ではMCとして、クルーやユニット(STINKY SCIZA/S.K.S./FIRE STONE)、ソロで活動を展開。

BONG BROS

京都、滋賀の同世代を中心としたMC、DJ、トラックメイカーからなる総勢17名のHip-Hopクルー。2010年、自主レーベルBONG BROS RECORDSより満を持して1st Album『Virginal Discharge』を全国にリリース。地元で培った煙まく哲学を全国へと振り撒いた。1st Albumの上がりをアジトとなる一軒家のスタジオ改築費に全額ベット。2012年、2nd Album『The Pains of Childverse』を発表。また現在、京都老舗クラブのMETROにてイベント「BORN FREE」を定期的に主催し、京都のHip-Hopシーンを地下から支え、全国に発信している。最近ではNAGAN SERVER×DJ YASA、ODS、ENDRUN、MUTA、CHEZ、BOIL RHYMEなどがゲスト出演している。

BONG BROS Records

中本 真生 | NAKAMOTO MasakiUNGLOBAL STUDIO KYOTO

1983年生まれ。愛媛県新居浜市出身、京都在住。AMeeTの掲載された音楽に関する記事としては、編集を担当した“mama!milk 20周年記念特集「ここにいること, 旅をすること」 寄稿:白井晃(演出家・俳優)、村松美賀子(編集者・文筆家)、阿部海太郎(作曲家)”“Let’s DANCE 署名推進委員会主催 Let’s DANCE ダンス規制法を考えるつどい”“「僕らは、日々変わる」 オガワコウイチ(おやすみホログラム プロデューサー)”、インタビュアー・編集を担当した“てあしくちびる インタビュー「2017, In the place to be」”“「11年目を迎える京都のDIY音楽フェスティバル」ボロフェスタ2013 インタビュー 飯田仁一郎”などがある。

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