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世界から注目される京都のゲーム会社
Q-Games インタビュー [前半] (英訳収録)

2011 11 30

――クライアント側から見てQ-Gamesはどのような会社に映っていると思いますか。 (ディラン)
オリジナルの技術を実装したがる会社だというイメージを持たれているのではないでしょうか。あまり言われた通りにはやらないですね(笑)。中にはそれを嫌がるクライアントもいますが、そういうクライアントからの仕事は断るようにしています。
(富永)
言われたことだけやるのではなくて、絶対に何かプラスして返しています。
(ディラン)
自由度と信頼感がないといいものは作れないですね。僕たちはお金のためにではなく、いいものを作りたいからゲームを作っているんです。お金のために、決まった機能しか実装できないような下請けの仕事を引き受けてしまうのではおもしろくない。もちろん、ゲーム制作をする時にインスピレーションは頻繁には訪れません。例えばピクセルジャンクシリーズ最新作の『PixelJunk™ サイドスクローラー』では昔のテレビモニターのようなビジュアルを採用しています。このビジュアルに対するインスピレーションを受け、採用する決断したのは、『E3 2011 (※1)』に出展する2週間ほど前でした。それからわずか2週間で全画面を変更しました。大変だったけれどやるべきだったと思います。

『E3 2011』展示風景

『E3 2011』展示風景

――続いてスタッフのことについて伺います。外国人の方が多いですが、意図的にインターナショナルにしているのでしょうか。 (ディラン)
単純に応募が多いという理由です。「本当に面白い人がいれば採用する」というシンプルな基準で選んでいるので、僕がイギリス人だから外国人のスタッフが多いというわけではありません。逆にもっと才能ある日本人に応募してほしいと思っています。

――京都で会社を設立したのはなぜでしょうか。 (ディラン)
18歳の時、初めて日本に来た際に京都を訪れました。賑やかな街の雰囲気、自然、古い歴史、そして人。すべてにおいて深い感銘を受けました。それからしばらく京都で任天堂と仕事をして、アメリカに渡りました。98年頃からはまた日本に戻って東京のSCEで仕事をし始めました。東京で生活している中では特に、東京と京都の違いを感じました。東京は色々なものがありますが一箇所に揃っていないので、電車に乗る時間が多くなってしまいます。一方京都は人が少ない分街や人自体の距離も近いので、よりフレンドリーな印象があります。それから、自転車ですぐに行ける距離で色々なものを見たり聴いたりできるのことも京都のいいところですね。大学生が多いからか、色々なアート・イベントやライブなどが頻繁に行われていますし、大きくはないけれど退屈な街ではありません。ゆったりとした時間がほしければお寺に行けばいいんですから(笑)。今でもたまに東京に行きますが、京都が好きだからできるだけ行かないようにしています。

Q-Games オフィス風景 画像提供:Q-Games

Q-Games オフィス風景 画像提供:Q-Games

※1)E3=Electronic Entertainment Expo。Entertainment Software Association(ESA)が主催するコンピュータゲームの展示会・見本市。2011年は6月7日 ~ 6月9日の3日間ロサンゼルスで開催された。

ディラン・カスバート 富永彰一
ディラン・カスバート 富永彰一
ディラン・カスバート 富永彰一

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