06, May 2010
| 会 期: | 第1期 2010年4月2日(金)~25日(日) 第2期 2010年5月1日(土)~30日(日) |
|---|---|
| 開館時間: | 11:00~19:00 |
| 休館日: | 月曜日ただし5月3日(月)開館、5月6日(木)閉館 |
| 会 場: | 京都市立芸術大学ギャラリー(堀川御池北東角) @KCUA1、@KCUA2(アクア1、アクア2) |
| 入場料: | 無料 |
| 問合先: | 京都市立芸術大学企画広報課 075-334-2204 infokcua@gmail.com |
| 出品作家: | 第1期 Antenna,石塚源太,上田順平,岡本高幸,苅谷昌江,川野美帆,貴志真生也,田中英行,谷澤紗和子,宮永亮,矢津吉隆,若木くるみ,山下耕平 企画:青木加苗 監修:鶴田憲次,加須屋明子 第2期 芦田尚美,今村遼佑,岡田真希人,西上翔平,東明,藤井良子,前川紘士,水田寛,芳木麻里絵 企画:森山貴之 監修:鶴田憲次,加須屋明子 |
| 展覧会概要PDF: | http://www.kcua.ac.jp/event/upimg/1269168114kyo_sei.pdf |
西京区から移転してきた京都市立京都堀川音楽高等学校の敷地内の「堀川御池ギャラリー」に、京都市立芸術大学のサテライトギャラリー、通称@KCUA(アクア)が開館した。京町家の風情を取り入れた、観光案内所のような建物である。
開館記念展としてたいへん明瞭なテーマとキーワードの「きょう・せい」展では、卒業生である活躍中の若手アーティストたちが、互いに浸食したり融合しながら、空間内に作品や作品の部分を連結させ、美術のある方向へと強固な「態度」を見せていたように思う。こけら落としが今後の方向づけになるとは限らないが、一般の目をくらませるかのような一見雑然とした展示光景は、まぎれもなく2010年現在の世界観(言いかえれば<美術>)または、2010年以降への(<美術>への)予見であると感じた。・・・一抹の不安と言えなくもない。
2室+αに展開された作品群(あるいは作品塊)の印象は、遺跡や遺物を目の前にしたときに似ていた。かつての人命や暮らしの証拠が地中で撹拌され、長い時間かかって掘り出される。あらかじめ形を想定され、つなぎあわされた破片よりも、土器の、石膏で補われた欠落部分へと関心が流れていくように、「きょう・せい」展会場の大量の<部分>たちも、何がそこに<無い>のだろうか考えさせる。
「きょう・せい」展のアーティストたち、企画者たちは、世界に不足なもの・過剰なものについて、とても繊細に取り組んでいると思う。会場では、<一抹の不安>を感じるとは言うものの、真っ向からそれに取り組めるのもまた、若いアーティストなのだ。
企画の意図や経緯など、詳細は、以下をご参照のこと。
http://www.kcua.ac.jp/event/upimg/1269168114kyo_sei.pdf
(とくに、関連イベントの数々も開催されるので、スケジュールをご確認ください。)
京都市立芸術大学は、今年創立130周年を迎える。130年の中で、芸術のありようは変わったのだろうか、変わっていないのだろうか。いずれにしても、若いアーティストが世界を力強く語ろうとする間は、幸せな時代と言ってよいのかもしれない。
(松尾 惠 VOICE GALLERY pfs/w)
写真撮影:来田 猛
京芸Transmit Prigram #1 「きょう・せい」
Category: Events