國府理「水中エンジン」再制作プロジェクトについて―第1回(全4回):「問い」を喚起する装置としての「再制作」

18, Jul 2017

國府理「水中エンジン」再制作プロジェクトについて
―第1回(全4回):「問い」を喚起する装置としての「再制作」

2014年に急逝した國府理の《水中エンジン》(2012)は、國府自身が愛用していた軽トラックのエンジンを水槽に沈め、水中で稼働させるという作品だ。浸水や漏電、部品の劣化などのトラブルの度に一時停止とメンテナンスを施されて稼働し続ける不安定な姿は、発表の前年に起きた原発事故に対する批評的応答であると言える。國府の創作上においても、「震災後のアート」という位相においても重要なこの作品は、インディペンデント・キュレーターの遠藤水城が企画する再制作プロジェクトにおいて、國府と関わりの深いアーティストやエンジン専門のエンジニアらの協力を得て、2017年に再制作された。 本稿は、今回の再制作について、プロジェクトメンバー4名がそれぞれの立場から執筆する計4回シリーズの第1回目である。再制作プロジェクトの概要の紹介とともに、作品の「同一性」、「オリジナル」概念や「記録・アーカイヴ」をめぐる問題について考察する。


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みずのき美術館の学習会 ~福祉施設の作品をアーカイブするには~トーク 第2部:価値と活用という視点で見るアーカイブ

12, May 2017

みずのき美術館の学習会 ~福祉施設の作品をアーカイブするには~
トーク 第2部:価値と活用という視点で見るアーカイブ

2017年1月29日(日)にみずのき美術館にて開催されたレクチャー&トークイベント「みずのき美術館の学習会 ~福祉施設の作品をアーカイブするには~」。本記事では同イベントのトーク第2部の内容を掲載する。第2部のスピーカーは視覚文化研究者の佐藤守弘氏(京都精華大学教授)と、本記事の編集も担当している建築家/リサーチャーの榊原充大。アーカイブとは何か、という基礎的な概説や活用という観点からアーカイブを考察するなど、福祉施設の作品、ひいてはアートという一つの評価基準にとどまらない多様な角度から議論された。


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崇仁という地でアーカイヴについて考えたこと ――展覧会「デラシネ――根無しの記憶たち」に寄せて

24, Apr 2017

崇仁という地でアーカイヴについて考えたこと
――展覧会「デラシネ――根無しの記憶たち」に寄せて

京都市立芸術大学の移転予定地である崇仁地域。崇仁という場所においてアーカイヴは、この地が根ざしている歴史とあいまって重要な意味を持っている。本稿では、筆者が崇仁という地でアーカイヴについて考えたことを論じてみたい。


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みずのき美術館の学習会 ~福祉施設の作品をアーカイブするには~トーク 第1部:デジタル・アーカイブのための画用紙作品撮影

13, Mar 2017

みずのき美術館の学習会 ~福祉施設の作品をアーカイブするには~
トーク 第1部:デジタル・アーカイブのための画用紙作品撮影

2017年1月29日(日)にみずのき美術館にて開催されたレクチャー&トークイベント「みずのき美術館の学習会 ~福祉施設の作品をアーカイブするには~」。本記事では同イベントのトーク 第1部の内容を掲載する。第1部のスピーカーはみずのき美術館のデジタル・アーカイブ事業にて、画用紙作品の撮影を担った中原浩大氏(美術家/京都市立芸術大学教授)と石原友明氏(美術家/京都市立芸術大学教授)。作品撮影について、経緯から、撮影環境、撮影時のルール、手順などを事細かに伝える内容となっている。


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みずのきの思い出

24, Jan 2017

みずのきの思い出

「みずのき」の作品は、1990年代前半に日本で初めてアール・ブリュット・コレクションに収蔵された。2010年代に入って急速に日本で知られるようになった「アール・ブリュット」。その先駆者としての「みずのき」にとって、この言葉で呼ばれることにはどのような意味があるのだろうか。そして、「みずのき」のような福祉事業所が、長い歴史の中で生み出された作品をアーカイブ化することの意義とは何か。


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みずのき美術館 保存と記録の取り組み―アール・ブリュット美術館初となる本格的な作品保管環境の整備とデジタル・アーカイブ事業

24, Nov 2016

みずのき美術館 保存と記録の取り組み
―アール・ブリュット美術館初となる本格的な作品保管環境の整備とデジタル・アーカイブ事業

2012年10月、京都府亀岡市に開館したみずのき美術館。同美術館では、障害者支援施設みずのきにて1964年から取り組まれてきた絵画活動をきっかけに生まれた作品を所蔵すること、また、それらの作品を展示・紹介することなどを使命としている。本稿では、約18,000点の所蔵作品の管理環境整備及びデジタル・アーカイブ化など、みずのき美術館の保存と記録についての取り組みを紹介する。


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